発想から発送ま驚 4

具体的に表すと、大阪から東

京へ荷物を運ぶとします。目的は、東京のどこにいつ着けるのかを決める。そこで出発時

間と目的時間、また荷物の大きさで戦略を決める。大きな荷物であれば、トラックに決め

たとする。戦術は、急ぐならば高速道路を使う、コストでならば一般道を走る。結果とし

て目的どおりに、到着すればよい。

一般社会において20世紀は、発想する人は専門的に考えるr静的エネルギー」で社会に

貢献し、その発想から生まれたものを「動的エネルギー」で、形に変え物質文化として世の

中に発送してきた。つまり発想と発送の分業で、構築されたのが20世紀である。

21世紀はどうかというと、小室哲哉のように発想で作詞作曲し、その音楽を世の中に

発送しつづけるような、総合プロデューサーが求められる。小室哲哉にはなれないが、あ

なたの環境のなかで、発想から発送までをクリエイトできるプロデューサーを目指すべき

である。

発想から発送ま驚 1

20世紀は、発想と発送が分離しても生きていけた時代である。「なに、発想と発送なん

か、まったく意味の違う言葉だ。」と、思われる読者が多いと思いますが、21世紀は発想

から発送までを一環してできる人が、要求される。



「発想』とは、大脳の動きの「静的エネルギー」が大活躍するのだ。物事を考え出すのが静

的エネルギーである。このエネルギーは、基本的には誰もがもっているし、また訓練によ

って大きく発達する。ノーベル学者や多くの発明家たちは、この能力が優れている。この

能力を増幅するコツがある。

静的エネルギーからの発想とは、ひらたく言えばヒラメキに

過ぎない。