呆今其蒔・其時只今 2

社内において、急に社長や上司から呼び出しがあって 「君は、この件についてどう考えるか?」に対して

「急に意見を聞かれましても……」になってしまう。

会議においてもfOOサン、どう思いますか?」「急に、指名されたものですから……」では、プロとはいえない。

人につかえている以上、いつ何時、どのような場所(例えば飲み会の席でも)でも

自分の仕事に関しては 堂々と意見を述ぺられるようにしておかなければならない。
 

竹菱康博のスペシャルセミナー 大好評開催中! 
受講をご希望の方は、お問い合わせください。

タンスの引出し 4

それが段取りや

仕事のスピードに

結びつき名人芸とよばれる。

名人の技と道具は

表裏一体である。

この話からぜひ感じて欲しい事は

人間にもモノにも

逃げ道

つまり遊びがいるということだ。

仕事でも

対人関係でも

相手の逃げ道を完全になくしてしまうと

ものごとは決してスムーズに運ばない。

車のハンドルの遊びもそうだし

レールの継ぎ目もそうだ。

電化製品のアースもそうだ。

会社の会議なんかで

相手を完膚なきまでに叩きのめして

自己満足に陥っている

管理職なぞは

「窮鼠猫を噛む」ですよ。

ただし

逃げ道が多すぎたり

遊びが多すぎたりすると

あなたの引出しはガタガタになりますが。

竹菱康博

利子をもらえる会議をしよう 5

利子をもらえる会議をしよう 5

すなわち

これが会議における利子なのだ。

相手に利子をあげることで自分にも

大きな利子が帰ってくる。

だからこそ

どんな会議でもみずから

周到な準備をして参加すべきである。

アイデアとはそんなものである。

これは情報についても大いに言える。

広く人脈を持つことによって

いろいろな情報が集まる。

しかしお互いに情報のない者が

いくら集まってもムダである。

鰯は一匹でも百匹でもしょせん鰯である。

弱いものがたくさん集まっての

弱大化(弱体化)はダメである。

竹菱康博

利子をもらえる会議をしよう 4

4人はお茶をにごすだけの準備しかしてこない。

(誰かをアテにして)かりに一万円札を持ってきたとしよう。

4人がそれぞれ一万円札を出し

会議がおわったところで

自分が出した一万円札を持って帰った。

誰の財産もふえなかった。

お金とはそんなものである。

4人それぞれが自分のアイデアを

持ってきたとしよう。

するとそれぞれ一つのアイデアを持ってきたことによって

三つのアイデアを持ち帰ることができる。

これが十人の会議ならば

一人が一つのアイデアを持ってきて

九つの違うアイデアを持ち帰ることができる。

竹菱康博

利子をもらえる会議をしよう 3

どこの会社においても

会議や打ち合わせが多くあるが

同じ事をやっていないだろうか?

みんなが水を入れてきて

良い会議になるわけがない。

その席で司会者が

『何かいい案がありませんか?』

と聞いても、何も出ない。

まさに参加者の責任任は

無責任きわまりない。

たとえば、一つのテーマで4人が集まって

会議をするとしよう。

竹菱康博