呆今其蒔・其時只今 3

そのためには、自分の仕事については、あらゆるケースを想定して会社内だけではなく

家に帰って寝るときまで準備をしておかなければならない。それが一流と二流の大まな差

である。



人間の価値とは、まさしく緊急時にこそあらわれるものである。確かに国家レベルでの

緊急時の対応のまずい、この日本で育ったからとは、個人レベルでは言い訳をしたく:ない

ものだ。

 

足し算と掛け算 3

会社組織においても同じ事が言える。

組織でまたはグループで

何か一つの事をやり遂げようとしている時に

一人でもマイナス人間がいるとその組織・グループは必ず崩壊する。

最近の大型企業倒産なんかは

典型的な例である。歴史があり

巨大な組織であればあるほど

一つのマイナス(金融不安・消費低迷・人事効率の悪化など)で引き金が引かれると

あとはマイナスの足し算で再起不能に陥る。

その結果個人レベルにも影響が及んで

個人もマイナスになっていく。

それに対する対策はあるのか?答えはYES…である。

ただしかなり勇気が要る。

組織においては

マイナスらしき人材を排除することに尽きる。

しかし日本の風土にはなかなかなじまない。

ところが本当のマイナス人間を排除する姿勢が

他のマイナス人間をプラスに変えうる可能性が出てくる。

もっと言えば組織においては

マイナスどころかプラマイゼロの人間も必要なくなる。

ゼロを掛ければどんなに大きな数字も

全てゼロになるからだ。

竹菱康博

タンスの引出し 4

それが段取りや

仕事のスピードに

結びつき名人芸とよばれる。

名人の技と道具は

表裏一体である。

この話からぜひ感じて欲しい事は

人間にもモノにも

逃げ道

つまり遊びがいるということだ。

仕事でも

対人関係でも

相手の逃げ道を完全になくしてしまうと

ものごとは決してスムーズに運ばない。

車のハンドルの遊びもそうだし

レールの継ぎ目もそうだ。

電化製品のアースもそうだ。

会社の会議なんかで

相手を完膚なきまでに叩きのめして

自己満足に陥っている

管理職なぞは

「窮鼠猫を噛む」ですよ。

ただし

逃げ道が多すぎたり

遊びが多すぎたりすると

あなたの引出しはガタガタになりますが。

竹菱康博

時間は資産である 3 / 竹菱康博

ある日自分の時計を見たら

残り時間10年5ヶ月18日

16時間25分30秒と出ていたら

どう感じるだろうか。

もちろんその人の年齢や

環境で感じ方は変わるが

ほとんどの人がビックリするはず

つまり時間は限りある

もっとも大きな資産なのだ。

竹菱康博