ローソクの汗 4

ヒマなときこそ、忙しいプリをしても

走ればいい。

 

うれしい悲鳴をあげるときがきっと来る。

悔しいときは、泣けばいい。

 

うれしいときも、心から泣けばいい。

 

悔し涙も、うれし涙

も、一生懸命生きている人の心の汗だ。

一度、部屋を真っ暗にしてローソクを見つめて下さい。

 

きっとローソクの汗が見えるはずだ。

 

竹菱康博  ローソクの汗 4

イメージの力 2 / 竹菱康博

現代の都会を空撮したら

むかし幼い頃テレビで見た

アトムが飛んでいた世界ではないか。

手塚治虫は予知能力者か

その当時に未来へ行くタイムマシンでも持っていたのかと

疑いたくなる。

彼はそのどちらでもない。

きっと強烈なイメージを

脳裏に描ける人物だったと

私は思う。

竹菱康博