第二章 9 / 竹菱康博

ある雑誌の記事に

今や世界100カ国以上に組織がある

シェル石油の話が載っていた。

シェル石油発祥の地が

なんと神奈川県の湘南海岸だというのだ。

1870年代、あるユダヤ人一家の両親が

10人目か11人目の末っ子に高校の卒業記念として

日本行き旅客船の片道切符をプレゼントした。

そしてその少年は一人で海を渡り

明治六年、湘南海岸に住みついた。

竹菱康博

第二章 8 / 竹菱康博

人脈を広げるために投資する金は

将来の信用と大きな金脈に変わる。

とは言っても

金脈は必ず洞れるときがくる。

だからこそ

その金脈を

また新しい人脈に投資するのだ。

すると、また新しい信用ができる。

またその信用が、新しい金脈を探し出す羅針盤になってくる…

その繰り返しこそが

ビジネスにおいても人生においても「有」をつくりだす

大原則だ。

竹菱康博

第二章 7 / 竹菱康博

「金」、「信用」、「人脈」には優先順位がある。

まず、何よりも優先されるぺきは人脈だ。

世のなか金、金、金でビジネスを追っかけていると

信用と人脈を失うようにできている。

金は人脈を作り

育てるために使うもので

金儲けのために使うものではないということ

を忘れないでほしい。

竹菱康博