そして
その人の思い入れがきついほど
イメージは外に向けて
も発せられる。
仕事相手や
会社の空気のなかにも
はっきりと伝わるので
まわりから
の協力も得て
さらに実現度が高くなる。
われわれでも
身近なものに対するイメージを強く持てば
それは必ず実現できるはずである。
要は
プラス思考のイメージが
きつければきついほどいい。
脳を写真のフィルムと考えれば
イメージを強く焼き付ければつけるほど
長く脳裏に焼き付き
イメージを実現するための
カとなる。
よく言われることだが
「人類が描いたイメージは、すべて現実のものとなった」
アポロ13号は、月に着陸したし
むかしはスパイ映画でしか見られなかった
無線機のようなものは携帯電話となり
今日では高校生でも持っている。
現代の都会を空撮したら
むかし幼い頃テレビで見た
アトムが飛んでいた世界ではないか。
手塚治虫は予知能力者か
その当時に未来へ行くタイムマシンでも持っていたのかと
疑いたくなる。
彼はそのどちらでもない。
きっと強烈なイメージを
脳裏に描ける人物だったと
私は思う。
手塚治虫が『鉄腕アトム』を描いた時代には
世界中のどこにも超高層ビル群や
その谷間を縦横に走る高速道路なんてなかった。
ところが今の街は
まるで手塚治虫の鉄腕アトムの世界で描かれていたイメージを
真似したかのように
ソックリの風景になっている。
続く…