次に少年は
貝殻で稼いだお金で
1隻のオンボロタンカーを買った。
日本でもちょうど
炭から灯油へ移り
はじめた時代に
彼は石油に目をつけたのだ。
この大冒険もズバリ的中。
ある雑誌の記事に
今や世界100カ国以上に組織がある
シェル石油の話が載っていた。
シェル石油発祥の地が
なんと神奈川県の湘南海岸だというのだ。
1870年代、あるユダヤ人一家の両親が
10人目か11人目の末っ子に高校の卒業記念として
日本行き旅客船の片道切符をプレゼントした。
そしてその少年は一人で海を渡り
明治六年、湘南海岸に住みついた。
人脈を広げるために投資する金は
将来の信用と大きな金脈に変わる。
とは言っても
金脈は必ず洞れるときがくる。
だからこそ
その金脈を
また新しい人脈に投資するのだ。
すると、また新しい信用ができる。
またその信用が、新しい金脈を探し出す羅針盤になってくる…
その繰り返しこそが
ビジネスにおいても人生においても「有」をつくりだす
大原則だ。